原案:「刀剣乱舞-ONLINE-」より(DMM GAMES/Nitroplus)
演出:茅野イサム
脚本:伊藤栄之進
振付・ステージング:<1部ミュージカル>當間里美 桜木涼介 <2部ライブ>當間里美
出演:大典太光世役 雷太
ソハヤノツルキ役 中尾暢樹
桑名江役 福井巴也
水心子正秀役 小西成弥
五月雨江役 山﨑晶吾
村雲江役 永田聖一朗
太田道灌役 有馬自由
松島朱里/及川結依
今井 稜 市川裕介 伊達康浩 塚田知紀
千葉恵佑 白金翔太 稲野純也 兵藤結也
特設ページ - ミュージカル『刀剣乱舞』 | ミュージカル『刀剣乱舞』公式ホームページ (musical-toukenranbu.jp)
「東京心覚」配信見ました🗼
東京
昨年タイトルが「東京」の曲を2曲を知りました。
それ以降「東京」が今以上に気になっています。
冷静になって「東京」を見つめた人は少なくないのだろうか?
以前沢山見かけたから既に目にされてると思うけど
「東京」を考えるとこの記事を思い出します。
私も東京生まれ東京育ちなので中と外の感覚差に直面する機会は多くて
みんなが言ってる東京に東京の人はいないよ、みたいに思うことは多々ある。
というより私の知っている東京は東京ではないんだろうと思います。
EPITAPH東京
173頁より
“東京というのはほとんど記号のようなもので、映画の中の風景と同じく、ほぼ虚構の世界とイコールなのである。 子供の頃、どうしてドラマの舞台はいつも東京なのだろうと不思議に思っていたが、東京ならば何が起きても不思議ではないし、誰にとっても距離があるからなのだ。”
197頁より
“これは時間の感覚のせいもあるだろう。ヨーロッパなどでは時間は「降り積もる」感じがするが、日本では時間は後ろへ後ろへとさらさら流れていく。その場にとどまらず、「流れ去る」ものなのだ。だから、次々と目の前のものが姿を消していくことに慣れている。”
東京心覚初日配信のツイートを見ていてEPITAPH東京がパッと浮かんだのは
将門塚が出てくるからと東京の墓碑銘「いつまでも幸せに暮らしました」かと思っています。
将門塚はそのまま土地が出てくるから。
東京の墓碑銘「いつまでも幸せに暮らしました」
読んで思ったけど"いつまでも=未来・これから先のこと”について話しているのに
"暮らしました=過去・すでに終わったこと”になっている。
むかしむかしで始まる物語なら結末からの未来、お話を聞いている時点からの過去だかけど
現代に当てはめるとなんともアンバランスな終わりになる。
どこかチグハグな感が否めない都市ではありますよね、街がこんなに連なっていて。
コンテンポラリー
いや〜東京心覚一部は取り出してもう少し伸ばして
ダンス公演として見たいと思ってしまう🤗
光景がものすごく刺さる〜
特に能面の女性が降り積もる土と共に静かに舞っている姿は
繊細で美しくいつまでも見ていたい光景でした!
天海の結界を張る声や水心子くんの映画のコマ送りのような光景、
そういうのもコンテンポラリーで見る感じがある。
ピナ・バウシュ
水や土や花の中での舞踏は一度見られたら…と常日頃思ってるから
能面の女性が降り積もる土と共に静かに舞っている姿や
山吹の咲く中で踊っているの、美しくてときめきました!
二見一幸
カレイドスコープの世界-2019/01/26- - 珈琲とmilkのパーセンテージ (hatenablog.com)
水心子くんの映画のコマ送りのような光景を見て
CHAIN EFFECTという作品を思い出してました。
この動画はCHAIN EFFECTと同じ振付をされた二見一幸さんの作品を載せてみた。
CHAIN EFFECTがどんな電子音楽か分からないけれど
イメージは下の動画のような雰囲気。
solo for 2
今回の公演はペアになっているように思いました。
ふたりでひとつ。
そう感じたから思い出した作品。
FratresⅠ
/
— Noism Company Niigata(ノイズム) (@NoismPR) 2019年8月22日
STAGE PHOTO UP !!!
\
Noism設立15周年記念公演作品として上演した『Fratres Ⅰ(フラトレスワン)』の舞台写真を、Noismウェブサイト「作品」のページにアップしました。『Fratres Ⅱ』はこの冬上演予定です!ぜひご覧ください。
『FratresⅠ』
撮影:篠山紀信https://t.co/IhrQulskQx pic.twitter.com/8H5zup4XxT
「FratresⅠ」で降り注いでいるのはお米🌾
それは新潟市の劇場に属する舞踏団であるからだと思う。
点から降り注ぐその姿は水の流れを思わせる、
そして降り注ぐのがお米だと分かれば大地を感じる。
土地に根付いたものを目の当たりにしているようでとても好きな作品です。
東京に土を感じられる部分は多くないかもしれない。
また想像の荒廃した町は瓦礫の山の姿で描かれることが多い気がする。
最初はそうかもしれないけれど何もせず放っておいて植物が育つ土なのだとしたら
緑に覆いつくされる都市・東京もそう遠くない未来かもしれない。
歴史に名を残す
浮世絵が刷り上がるまでにいくつかの人の手を介していることを思えば
葛飾北斎、その名前は一人を指すものではなく
関わった人々の総称のようなものだなと思いました。
一人の名前の蓑に隠された人々がいると言いたい。
刀剣乱舞に出てくる人物は名の知れた一人をどうかしようとするけれど
その一人は一人ではないのではないかと少し思いました。
舞台セットの鉄
余録:「鉄は国家なり」は… | 毎日新聞 (mainichi.jp)
たまたま違うものを調べてて見ていたんだけど舞台セットを見ると思い出す。
鉄は最も安定した原子核を持つ特異な元素であり,それゆえ宇宙における存在度が相対的に高くなった.その鉄がある程度集まったからこそ,地球という星が生まれた.鉄は地球深部で溶融して磁場をつくりだし,そのおかげで地球表層が生命にとって安全な環境となった.そして地球表層で生命が生まれたが,ほとんどの生命は,鉄がその原子核に対応して持つ独特の物理化学的性質に依存している.鉄に依存した生命体の1種である人類は,その物理化学的性質を発展させ,現代文明を築いたのだ
江戸城
江戸城と聞くと渦巻状だと毎度思い出しはする🌀
単純な連想なんだけどコルビジェの無限成長美術館(・国立西洋美術館)みたく江戸は成長する都市なのかな?
「無限発展の美術館」ル・コルビュジエ | 現代美術用語辞典ver.2.0 (artscape.jp)
都が出来る前の東京・江戸のイメージは指輪物語(映画ではなく本の印象)の沼地。
分からない
“分からない”のはいいよなぁ。
知ってなるほど!と思ったときではなく、
体験や経験で自分の礎となり振り返って“こういうことかもしれない”が一つ生まれる。
未来の自分に委ねるから楽しみが増えていく気がする。
舞台は様々なものが集まって一公演を構成してるから
一側面分かったような気になっても全てが分かったわけじゃない。
そこがいい。
自分には分からないもので溢れているんだという煌めきを体感するのに
舞台はぴったりだなぁと私は思う。
私はそう思ってるんだけど“なるほど”と言ってる時は何も分かってない時じゃないだろうか。
説明は出来ないけど未来に委ねるのは秋にドングリを埋めるリス🐿
星の王子さま
桑名くんを見ていると星の王子さまの王子と薔薇を思い出します。
星の王子さまは検索しても自分の考えが付け足された感想ばかりなのでどの部分がというのは省略。
このイメージからですが背景の月を見ると地球が惑星だと感じます。
「ジェリクルキャッツも犬たちもいつか土に還る」
逆に土に還らないものを考えもしますね!
二部
刀ミュはダンサーさんもいらっしゃるから目が迷子になるんだったなと思い出しました💦
あの煙管を咥える長袖全身黒のダンサーさんのお名前を知りたい…!
身体かなり柔らかく手先指先の表情まで繊細かつ艶やかなのだけど
身のこなしの印象と違うダンスもとてもハマってて素敵✨
明日東京千穐楽!無事にここまで来たぜー!
— 高橋 祥太(sho-ta.) (@sho_ta1125) 2021年3月13日
刀ミュdancer紹介No.3
今井稜-鹿児島が生んだ、キューティクルブラックマッシュルーム-
刀ミュに初参戦。どんなジャンルもしっかりこなす。期待の若手オールラウンドダンサー。
お洒落番長
口癖「ヤバいっすね。」@RyojacksonYo #刀ミュ #ダン士 pic.twitter.com/SfEVthcHEf
そして大野さんは見ていると急にはーーーそれよ…!となる仕草をされるから
ギュインと心臓持ってかれる感じ(笑)
長袖全身黒の方と大野さんが対になって踊る場面は
それぞれの踊り方の違いと良さを見られるが故に繰り返し観てしまったと告白します。
2部、雲くんのリズムの取り方が明るくて素敵だな〜って思った✨
1部でも思ってたけどもゲームの台詞そのままで雰囲気に陽が混じる感じ☀
本気への振れ方も初速なだらか、あっという間に加速して気づいた時には全てが終わった後のようなのいい〜〜!
調べたもの
アンペルマン
東京の姿にアンペルマン見たと思ったんだけど向き違うから違うかも。
山吹
ヤマブキは、北海道から九州の低山や丘陵地に普通に生える落葉の低木です。美しい山吹色の花が咲くので『万葉集』にも詠まれるなど、古くから観賞されてきました。 太田道灌が農家で蓑を借りようとすると、娘が蓑の代わりにヤマブキの枝を差し出しました。しかし道灌は『後拾遺和歌集』(1086年)の「七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき」(八重のヤマブキは雄しべが花弁に変化し、雌しべも退化したもので、実がならない。「実の=蓑は一つもありません」)の歌を知らなかったため娘に立腹します。後にその無知を恥じた話は有名です。この時代、すでに八重のヤマブキがあったことが、この逸話からわかります。
思い出したもの
ペアが影響してるんですが「劇団四季ソング&ダンスthe Spirit」で
男性の双子と女性の双子で一見どちらがどちらか分からない、
鏡を見ているようなペアダンスをこの花の時・愛の時でされてたのを思い出します。
松尾芭蕉の句で有名な山寺へ!!登った人だけが見られる絶景と美味しい山形グルメ!! | 山形県 | LINEトラベルjp 旅行ガイド
喧騒が静寂をもたらすのでなければ
「みちのくの仏の山のこごしこごし岩秀に立ちて汗ふきにけり」の方が分かると思える。
1 愛なんてどこにも存在しなくて、愛しいと感じる対象がいるだけだと思う。2 美なんてどこにも存在しなくて、美しいと感じる心があるだけだと思う。3 世界なんてどこにも存在しなくて、その人に見える世界があるだけだと思う。だから私にとっての舞踊があるだけだと思う。それでいいのだと思うのです。
— Jo Kanamori / 金森穣 (@jokanamori) 2021年3月17日
分かる…?いや分からないなと思っていいねにだけしておいたんだけど思い出したので。
だからといって分かるわけではないけれど。
なんとなく存在しないと思うと少し寂しいから分からないと言っていたい気持ちはある(笑)
ところで…
水心子くんがいう「“君”だったんだね…!」
誰だか分からないし分かんないままで特に困らないけれど
私はいつの未来にいる君か分からなくていいなと
この台詞の後を聞くまで思っていたところがあります。
桑名くんが耕しているのは誰もいない土地。
誰もいない土地はたぶん2021年近辺ではない。
だからそういう未来なんだと思いました。
この未来は2205年でもないのだろうか?
もしそうでないなら誰もいない未来に“君”はいるのかもしれないとも考えました。
でも「来ない選択を~」と聞くと
ん~~これはコロナの流行る現代一択かな?と感じて
確かに脳裏にはそう思う部分はあっても
もう考えるのは現実だけで充分だと逃げられる
知りえない未来にもとれる可能性が欲しいというのも正直な気持ち。
そこでもう一回そのあたりだけでも聞きなおそうと思ったら期限切れだった(笑)
だから考え直せませんでした残念。