2021/05/25(火)ソワレ
浅利演出事務所公演
スタッフ
原作 赤川次郎(『夢から醒めた夢』角川文庫)
企画・構成・オリジナル演出 浅利慶太
2021年再演版演出 野村玲子
台本 浅利慶太・奈良和江
作詞 奈良和江・浅利慶太
振付 謝 珠栄
装置 土屋茂昭
照明 吉井澄雄
衣裳 森 英恵
キャストピコ 四宮吏桜
マコ 笠松はる
マコの母 野村玲子
メソ 山科諒馬
デビル 坂本岳大
エンジェル 権頭雄太朗
ヤクザ 加藤敬二
暴走族 近藤真行
部長 澁谷智也
老人 山口嘉三
老婦人 服部幸子
夢の配達人 鈴木涼太
アンサンブル
大倉杏菜 大山五十和 小野田真子 小林良輔
鈴木万祐子 関 廣貴 高橋伊久磨 高山裕生
皆川梨奈 八百亮輔 吉田 藍 吉田彩乃
「夢から醒めた夢」見てきました!
— 明音 (@akane_akaruioto) 2021年5月25日
四季の夢醒めから9年ぶり、浅利事務所の夢醒めは初めてでした🤗
初めてではあるけど馴染みがありすぎるほど知っている作品、そして一回では考えきれない作品。今日集った方々もきっと繰り返し作品を愛でている、そんな温かさを感じました。 pic.twitter.com/Mhm2zCQppl
劇場へ向かう途中、白いYシャツの向こうに“CATS”の文字が透けてる方とすれ違って時間がスローに流れるくらいときめいた(笑)
「夢から醒めた夢」見てきました!
四季の夢醒めから9年ぶり、浅利事務所の夢醒めは初めてでした🤗
初めてではあるけど馴染みがありすぎるほど知っている作品、そして一回では考えきれない作品。今日集った方々もきっと繰り返し作品を愛でている、そんな温かさを感じました。 9年ぶりって本当かな?なんか見た気がするんだけど映像なのかな?信じられない…(笑)
昨年の今頃、劇場が開いたらまず観たいと思った作品は夢醒めでした。舞台は人生を映す鏡です、かな?夜の遊園地を歩いていくピコの仕草・動きを映していく鏡。名前もなかった女優が段々と“誰でもないあたし”になっていく、光景の不思議さを目にしてきました。そしてほんっっっと自分でも引くほど泣いた(笑) マスクがあって隠れるから良かったのか、冷たくなるほどなら無い方が良かったのか… 驚くほど泣けるの、きっと心への刺さり方が変わったんだろうなと思って。
涼太さんは舞台で見る度にこんなに素敵な歌声…!と新鮮に驚いている気がします(笑) 夢の配達人の歌声、下村さんや道口さんイメージだったのだけど涼太さんめちゃくちゃお声の響きに包み込む深みがあって心地良く委ねてしまえます😂“おじさん”というにはお若く見えるのだけど存在のミステリアスさと歌声の深さから違和感なくてピコから見た配達人は“おじさん”なんだろうとスッと入ってきました。
超自然の世界というので過ぎったのが「間奏曲」であれもう一回見たいなぁと思った。
マコは“本当のお別れ”と言うけれどメソやピコも見えないマコのお母さんからすれば例えピコと話すことがあったとしてももう一度マコに会えるのではないかと思ってしまうんじゃないかって思うんだよね。一度あったら二度目もあるかもって。そう考えるとしんどい。時間は解決してくれるだろうか。どうでも良さすごいけど「行かないで」のベース音、めちゃくちゃあしたのジョー思い出す。
前回も客層はあんな感じだったんだろうか? 比較的年齢層高めだからかデビルの再発行のくだり(前例や責任)の笑いがあるの分かる気がしました(笑) ファミリー層向けたものは何でもそうな気がするけど大人ウケも含まれてるよね。
今まで夢醒め観てた時はへええ光の国に行くんだ〜光になったんだなぁとシンプルに思っていたのだけど、光になって幸福そのものになる…?え?夢醒めってこんなに難しかったっけ?と考えてしまった。
パンフのごあいさつに“俳優たちは本に書かれた台詞、歌詞の言葉一つ一つを噛みしめ、腑に落とし、丁寧に語ります。”とあったけれど腑に落とすの難しそうだなと思う。
よくアラン・メンケンと佐橋さんは天才という結論のお話をしがちなんだけど夢醒めの編曲佐橋さんだったんだなぁとスタッフ欄見て思いました! 私は夜桜お七を聞いてから三木たかしさんは凄いわって今年ずっと言ってる(笑)
涙に阻まれて言葉を発せなくなってしまうエビータを見てもそう思ったのだけど野村さんの言葉の間はぐいっと引き込まれます。目には見えないピコメソにあと五分待っていただけないかしらと頼む気持ちから本心「行かないで」に移行するベース音、その全てが一体になっているからこそ迫るものがあります。
部長の“バブル弾けて”は今日ならば伝わると思うけどもバブルってもう教科書知識じゃないのかな?体感してるものではない気がするけどなぁ〜と見ながら思ってしまった。どうなんだろう?これも気になったのはきっとバブルを知っていそうな客席だったからなのもあると思う。
ステアラWSSの最後、お話だけにとどまらず未だに引き続いていると次々と映し出されていく日付と場所で分かったように 夢醒めでお一人お一人が話す人生はそういうこともあると感じる出来事で変わっていないと思いました。 きっかけを得て心に余裕ある時だけでも無関心でないようにありたい。
小舟をいざなう 風のように (さよならの かわりに)
花の種はこぶ 鳥のように (またねと 手をふろう)
あなたは私の中で (そうだとも 僕たち)
永遠に輝きつづける (きっとまた 会えるから)
いつまでも 忘れない あなたのこと
別れを見るたびにようこその光景と歌詞を思い出してます。 例えもう会えない最後の別れになったとしてもまた会いたいほど一緒にいるのが心地良いよと伝えたいなとよく思う、私は。そのうち変わっちゃうかもしれないけど今はそう思う。
二人の世界「二人の心 ふれあえば すてきなことが 花開く」の「花開く」、ピコマコが足を頭近くまでふわっと何事もなくすっと上げる四季の振りは元気とわくわくがあって、両手を広げて背を糸で引っ張られるように上下へ分かれていく今の振りは幽玄だなぁと感じます。 印象が違って面白い!
老人役の山口さんが発する言葉はそっと心に添えられるように届きます。 さも当たり前のようにピコに伝える言葉が決して当たり前ではない常に思いあっているからこそ出来上がった関係性なのだろうと思いました🤗素敵ですね
CATSに出演している俳優さんは見がちというのはある(笑) 伊久磨さんはセンターにいることも多いし、遊園地でソロっぽい目立つ役割も担ってらして靭やかで美しい踊りが目を引きます! ピコをリフトする前の合図を偶々見たけどあれは安心しちゃうなという雰囲気があって素敵だと思いました。
四宮ピコ、好奇心と素直さが等身大に感じられてとにかくかわいい🌼 笠松マコの歌声が空間を震わすようだから四宮ピコのまっすぐ飛び込んでくる気持ちのいい歌声は違いこそが心地よさに繋がっているような気がしました!
ユタがとても素敵だったから山科メソ楽しみでした! メソの過ち「きっとこれはチャンスなのさ」と歌い出すところまで跳びながら飛びこんでくる勢いの良さに光の国への憧れの強さが見える気がしてしまいます😭
ひたすらグレパストリオがかわいい(笑) 悲しい末路と良い人すぎるからいずれにせよグレーである訳は分かります。 分かってはいても気持ちよくスッと蹴り上げて盗みたかるの、綺麗すぎて驚いてしまう!