珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

オリバー!

オリバー見た〜〜💰

きっかけはミュージカルオリバー!前の予習です✌

 

 

ずっと前に冒頭のオートミールのあたりだけ見て、羨ましいとされるソーセージもそんなに美味しそうに見えないなぁとだけ思ったのを覚えてました。 今回は後のロンドンの市の様子も見て思うけど制作された方々はあんまり食に興味ないんだろうか?

 

泥棒

映画キャッツの時にイギリスの労働者階級が猫の個性として紹介されると聞いてもまだ泥棒猫が出てくることがピンときていなかったんだけどオリバー見るとあぁ生活に根付いているもの・片手間でなく生きる本業なのかなぁ〜と思えました。気づいてしまえばアラジンもそうなのになんで頭の中で繋がらないんだろうと思ってしまうね。ラストの善人になる・生まれ変われるだろうか?と考えるのに今日一日を懸命に生きるために目先の財布に飛びついてしまうフェイギンとドジャーが再び泥棒コンビを組みなおして夕日へ、そして元通り変わらぬ道へ向かっていく姿なんかがあるのかなぁ。一度入ってしまったら抜け出せないのかなぁ。アメリカンドリームはないんだろうね。

 

ブルテリア

ブルズアイがブルテリアなのもやっぱイギリスなんだろね。ブルズアイとフクロウとあとなんだっけ?ちょくちょく出てくる動物たちが名演技されててすごいし和むこともある✨

 

ナンシー

それにしてもナンシーだよ〜〜_(:3 」∠ )_

ナンシーのナンバー、ナンシーの”必要とされたい”という願いは最初の方のオリバーと同じく純粋な気持ちなのだけれどナンシーは依存の域に入っていってしまいそうだから危うくてまっすぐそうだねと肯定し難い。気持ちぐちゃぐちゃになってしまう。

 

フェイギン

youtu.be

これ見た時にキャメロン・マッキントッシュさんに会う度にフェイギン役をやってくれと言われるって半端じゃないな!と思ってたんですけど映画見たらものすごく分かった(笑) フェイギンされてるのめちゃくちゃ浮かぶ〜〜😂絶対お似合いだなぁと思う!

(でもワイスさんもフェイギン似合わないかな?と密かに思った)

 

ノア・クレイポール

見ながら葬儀屋のノア・クレイポール、准一郎さん似合いそう…とおぼろげに思って配役見たら准一郎さんだったからより楽しみになりました(笑)あの雪道転びながら歩いてくるとこやなんかとても似合いそう。とはいえ私の中で准一郎さんは赤毛のアンのギルバートが印象深くてシュッとした格好いいイメージなんですけどコミカルなのも素敵だよね!

 

ビル・サイクス

映画オリバー!を見た理由はspiさんがビル・サイクスされるからです。どんなお話なのか、役なのか見とこうと思って。

ビル・サイクスは待たせに待たせ、上げるだけ上げての影からの登場が最高にヤバいやつ感あるけど最初ほんと喋らない(笑)そして話し出すと手先が器用だっただけに心の器を形作る前に大人にならざるを得なかったんだなぁと思います。

オリバーは会ってもいないうちから散々”ビル・サイクスみたいになれるぞ!””ビル・サイクスになれ!”などとフェイギンたちにすり込まれていましたし、夜の酒場にビルを待つ情婦がいるのも姿を見る前に分かって女性が惹かれる魅力を持っているのかな?と思えましたし、ただでさえ映画見た理由がビル・サイクスだから期待値ピークなのにとても待たされたおかげでゆらりとその影が映っただけで割とわぁ👐となりました(笑)

絶対連れて行くブルテリアのブルズアイ、小説の方を読んだらもっと執着する理由が見えるのかな?ただあのブルズアイを呼ぶ怒鳴り声は稚拙な面が見えるところなのかも。犬は飼い主の言うことを聞くから好きだったところもあるんだろうなと勝手に思った。ちょっと見ていてブルズアイはビル・サイクスにとっての安心毛布的存在にも見えたから最初は些細だったろう我儘を受け止めてくれる人に出会ってないんだろうなぁ、きっと。ナンシーは心を砕き、傾けてビル・サイクスに向き合っていたけれどナンシーへビル・サイクスが同じように心を開いていたかと言ったらとてもそうは見えませんでした。勿論フェイギンなどにも心は開いていないから閉ざすことで自分を守ってきた人なのかもしれません。

暴力的な人や威圧的な人はそれでしか言うことを聞いてもらうすべを知らないのかもしれないよね。情婦であるナンシーは多分逆にそれ以外のすべを知っていて長けている人だから上手いこと補い合っていたら歌っていたように貧乏でも幸せだったのかもしれない。

罪を犯したことを血もしくは死んでいるナンシーを見て動揺するビル・サイクス。根っからの悪党じゃないんだろうなと思う瞬間です。同情はできないけど。見た感覚としてはメタルマクベス(マクベスでも合っているんだと思う)のランダムスター(=マクベス)や夫人が人を殺したことによって眠れなくなるのを思い出します。そして悪いことをしたと思っているからオリバーやブルズアイなどを自身の近くに隠し、逃げようとする。この逃げる姿見た時にこの人は一生逃げて生きていくんだなと感じてしまいました。しんどい。

それが理由での死ではなかったけども最後の命綱は胴に巻きつけるかたちだと吊られた時に内蔵が押されるからダメです。あれだけひどいことをしてきたのにも関わらずオリバーが梁に縄をかけてくれると疑わないビル・サイクスはとても純粋だなと思いました。私だったらたぶん縄をかけないから。追い詰められた局面とはいえチラリチラリと見える子供っぽさが見た目とアンバランスで切ないです。

今考えると頼る場所がフェイギンしかなかったのに守ってもらえなかった(けど守ってもらえるとは思わなかったから金よこせ!なんだよね)のは可哀想にもほどがある。大人になってしまうと一人で生きていけてしまうだけに寄り添ってもらえる可能性が減っちゃうんだろうね。やっぱり切ない。
オリバーはビル・サイクスになれても、ビル・サイクスはオリバーにはなれない…これを思うとビリー・エリオットの兄トニーが「くそったれダンサー(ビリー)にはなれんとよ」とこぼしてた気持ちも少し感じます。映画ビル・サイクスはそこまで思ってはなさそうに見えたけど。


追記

みのん on Twitter: "昔読んだ本に「人は怒りを捏造する。丁寧な言葉で論理的に相手を説得する手順を面倒だと感じ、無抵抗な相手に対してより安直な手段で屈服させようとする。その手段として、怒りを"出し入れ可能な道具"として使う」と書いてあるのを読んで、尋常ならざる洞察に富んだ考え方だなと唸った記憶がある。"

ブルズアイ!!!もそういうとこあるかな?

 

追記2021/08/05ビル・サイクス扮装動画より

『オリバー!』コメント映像 spi(ビル・サイクス役) - YouTube

んんんんんんめちゃくちゃ楽しみ〜〜〜〜🙌

オリバーは広くなだらかに続く作品な気がしてるから注目してそこから物語を見ていけるきっかけになりつつあるビル・サイクスとても有難い🙏

 

映画、沢山物を入れてもコートの形保ってるくらい硬そうだったけれど舞台は柔らかそう〜
(舞台の展開知りませんが)フェイギンと最初に会話するとこどうなるんだろう??

コートの裏にポケットが沢山ある=盗んだものを内に入れる

今浮かんだだけだけど幼い頃から良いモノを盗んできたビル・サイクスは良いモノは他人が持っているモノであってもしかしたら自分の内にある良いモノに気づけていなかったり、考えていなかったりするのかもしれないなぁと思って。

褒められるのは誰でも嬉しい経験なんじゃないだろうか。自分の内から素敵だと思ったものを出して褒めてもらう。それが自分が素敵(価値がある・お金になる)と思ったものを褒められる経験になってしまっていたら悲しい。

 

ビル・サイクスもドジャーも薄汚れていても帽子🎩やタイを身に着けて何が良しとされる格好かよく知っている様子なのがフェイギンとは違うように見えて切ないなと映画見て思った。一代でお金持ちになったその人自体は本物に触れていてもそれを当たり前にしたとしても当たり前であったわけではない。けれどその子供は当たり前に本物に触れて育つから日常ではない本物ではないものがすぐ分かる。そういう光景時々見かけるけれどビル・サイクスやドジャーも本物と分かる感覚は本物なんじゃないでしょうか?ただ分かっていても本物にはなれない。それは階級差や生活から抜け出せない歯車そのものに自身がなっているから。本物と見分けられる感覚を持ちながら抜け出せない、その切なさもどかしい。

 

ビル・サイクスのこと考えるとこの人に安らぎの時はあるんだろうか?と思ってしまって例えばハム食べて少し表情和らいだら次来たらそっとサービスしたくなったりするかもしれない。そういうことナンシーも思ったりするのかな?

映画、ビル・サイクスはナンシーから心の奥では無償の愛を感じているからしている行動がある気もします。ナンシーはオリバーにも無償の愛を与える、ビル・サイクスがそれに対してどうこう思っているようには見えなかったと思うけど独占欲があってもおかしくないのかもしれない。

 

 

 

 

ジャックといいますか、ドジャーといいますか…あまりにもドジャーは何でもできすぎて驚きました!踊りも歌も演技も明らかに上手い!オリバーに合わせて走ったり場面が作られていると感じざるを得ないところちょっとあるけどドジャーは少しだけ泥棒歴の長い少年であり続けるのが本当にめちゃくちゃ良い塩梅ですし、表情も素敵で映画見たら気になっちゃわない?絶対気になるよね??

 

曲は市場の曲も好きだけれど、休憩明けの素晴らしい朝の曲が好きかなぁ🎀

ストロベリーの女性とドア前で足を上げる女性が好き!

ダイナミックさがとても素敵だよね!

 

この物語を通して何を思うのかというのは今は明確ではないかもしれない。人それぞれ肩入れしてしまう役は違うだろうから観客への委ねがある作品なんですかね?今日からミュージカルオリバー見るまでに思うことによって考えることも変わってきそうだから楽しみにしていたいと思います。