珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

『UNIT mask』 life goes on~vol.3-2023/03/10-

2023/03/10(金)ソワレ

studioK

 

スタッフ
【企画・構成・振付】永野亮比己
【振付助手】神田美那珂
【制作・広報】鈴木善登
【照明】河上賢一
【音響】井出三和夫
【衣装】内山穂乃佳
【ヘアメイク】舟橋柚姫
【主催】LGOproject

 

キャスト
金井 ひとみ
加藤 篤志
岩崎 安里
山崎 若菜
金子 楓香
永野亮比己
鎌田真梨

 

ストーリー
とある高校の教室での日常。
冴えない高校教師と聞く耳を全く持たない生徒。

理想を持ちつつも誰もが当たり前に生きる日常を
過ごすだけ、いわゆる『マニュアル人間』が、
とあるきっかけから
今までに見たことのない世界へ迷い込む、、

www.ticket.lgoproject.com

 

『UNIT mask』 life goes on~vol.3行ってきました🎁

今回の公演、座布団席があったので座らせていただきました(d-倉庫で見たミニ椅子席みたいで気になるよね)

 

今までのUNIT mask公演が抽象的に思えたから事前にダンスアクトと把握していたとはいえここまで物語がしっかりある作品だと思わず驚きました!

 

テーマである「愛と生と死」、途中朗読から言葉を追う感覚はドキュメンタリー映画ダンシング・ベートーヴェン(ベジャールさんの第九プロジェクト)の冒頭と同じで私の中に成立して存在する考え方ではないから簡単にのみ込めない💦視野が広がって愛に溢れるような…とか受け売りすぎますね。けれどいつか理解したいなぁ!

高円寺だから土地の記憶としてLunaticNight-2018/10/14 12:00- - 珈琲とmilkのパーセンテージを思い出します。その時はミストを想起する振りがあったけれど今回は冒頭黒衣の椅子の回し方がオールダービリーのそれ🪑されていた役の影響が見てとれるの、過去があっての今を感じて好きです。

パッと見て永野さんだなぁと感じやすい振付、身体の使い方を永野さんでない方がしているのを見られる良さある~~ 中でも鎌田さんの印象があまりにも清らかでソロからデュエットになった時、粘度の対比が明確で面白い☺️同じ振り付けだからこそ全然違うのがよく分かります!

アフタートークで冒頭エチュードだと明かされてましたが実際光景がリアルなのかは知らないけど言葉をぶつけられてる先生を思い出して胸が締め付けられる気持ちになった。 当人としては生徒だから…と耐えるのだろうけど誰だろうと何を言ってもいい対象にはならないよね。

態度から先生を傷つけていた生徒が不思議な世界では先生を鼓舞する役割になるの関係性が反転してるの個人的に好きです。 終わり方ゆえに先生は変わるのだろうけれど先生と生徒がどうなったのかは描かれないからとても気になる。そこ見てみたい。

開演前、アフタートークで流れていた曲のひとつがBach, Johann Sebastian:Violin Partita No.3 Gavotte en Rondeauでこれ好きだなぁと思ってました。
開演前といえば幕なし始めから出演者が座ってる演出お好きなのだろうか?茅ヶ崎くるみ割り人形永野亮比己バースデーパフォーマンス-2019/03/10- - 珈琲とmilkのパーセンテージ (hatenablog.com思い出して。見てる時気づかなかったけど人形をモチーフとして出すのも共通なのかな?パペットが現実の拠り所であり、夢の中では導いてくれるところ色味も分かりやすくてあの演出が好き。人形が示す哀楽怒の感情の3人が踊る世界に踏み入れる曲みたいな振付は毎回永野さんだと気づけなくてびっくりしちゃう!なんでか想定になくて意外だなって思うのだけど踊り始めたきっかけの部分に近しかったりするんでしょうか?

 

 

そして永野さんお誕生日おめでとうございます🎂🎉

心から有難いことに永野さん何度見ても新鮮に美しい🙈拝見する度にああ綺麗だなぁと思うから今日までファンでいたいと思いましたし実際ファンでいられることに感謝です🙏

アフタートークでもお話ありましたが永野さんは見ている今、正に目にしている感情表情行動を実際に抱いているのが好きです。そのままありのままだから見たまんまを信じていいあたりがめちゃくちゃ素直に私が見られる。深読みをする必要がないところが精神的に楽なんですがよく言われる憑依型でもないように見受けられるので見ていて安心します。これは絶対そうですが視覚に長けてらっしゃるから好きだとも言えます。