珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

スクールオブロック-2023/09/02-

2023/09/02(土)マチネ

東京建物ブリリアホール

 

デューイ・フィン役:柿澤勇人
ロザリー・マリンズ役:濱田めぐみ

ネッド・シュニーブリー役:太田基裕
パティ・ディ・マルコ役:宮澤佐江

阿部 裕、神田恭兵、栗山絵美、多岐川装子、俵 和也、丹宗立峰、ダンドイ舞莉花、中西勝之、西野 誠、湊 陽奈、安福 毅
スウィング:AYAKA、森内翔大

ミュージカル『スクールオブロック』|【公式】ホリプロステージ|チケット情報・販売・購入・予約 (horipro-stage.jp)

Variations好きだから「Variation7」がスクールオブロックで使われているのを楽しみにしてたんですがゲームとミュージックボックス、2度(だよね?)聞けて嬉しかった🙌

 

音楽の授業で半分くらいまで見たことがあったけどこの欲望に忠実ではちゃめちゃな感じはよく映画で見ますよね。舞台だとはちゃめちゃやダメな感じの種類が違うというかあまり見ないタイプな気がする。

つまりここまで駄目を踏み抜いてるの、もしや展開が好転しないのでは??と思えて心配になるのが苦手というかまぁ不安です。でも最後にはハッピーエンドだから良いのだけどひとつかけちがえたら行き着かないエンドなの奇跡的に思える。

映画にかなりイギリス事情が足されてるように感じるのは階級を感じるからかな?努力が結果に結びつくならこの舞台で扱われている時間分の勉強の遅れが気になってしまう気がする。

とはいえ自分の意思でなく何かだけに注力させられる子供、立場や役職などによって諦めてきた大人は少なからず普遍に刺さる心境があるのだろうなと思う。強いる根源は思いやりなのだけど自由を止める苦しさに共感するんだろな。

 

デューイと先日のビートルジュースを見て二作品の主演されてるさんの凄さを感じます(笑)あまりにアドリブなのかアドリブのようなお決まりなのかの分量が多すぎるw主役の担うパワーと惹き付ける魅力そして技術と求められているものがありすぎて驚きます!

柿澤さんはものすごくデューイだと感じたけれどものすごくハマってるわけではないと思う。なのに髪をくしゃっとやる癖などから自堕落さも感じるのが良い!

 

ビートルジューススクール・オブ・ロックと続けて見て主演がグイグイ話をリードする凄さ、アドリブなのか脚本なのか話術で劇場内にいる人々の心掴む巧みさなど役から課されるハードルが高いなぁと。

そういう意味ではアートの側面が強く感じられないというかこれは芸術でございます然してないのがとても魅力的に感じる。これはショーだから憂さ晴らしてってよ!な感じが気軽で良い。

ただ難しいなと思うのは憂さが晴らせるほど気軽に見られるのは身を預けて安心してみられるからこそなんだと思う。え?今日のチケット代いくらだったかな?と思ったら醒めるといいますか。そういう意味では求められるレベルがめちゃくちゃシビアな舞台だとも感じる。

主役の担う分量が多いと作品に必要な分だけ魅力を感じなかった場合、周囲では不足分を埋めきれない(見せどころが少なくてなど)みたいのがありそうだな~とも思う。

 

思った以上にちゃんと残せなかったんですが楽しかったです!!