珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

ドリームガールズ-2023/02/05-

2023/02/05(日)マチネ

東京国際フォーラム ホールC

2階

脚本・作詞 トム・アイン
音楽 ヘンリー・クリーガー
オリジナルブロードウェイ版演出・振付 マイケル・ベネット
演出 眞鍋卓嗣
翻訳 徐賀世子
訳詞 福田響志
音楽監督 鎮守めぐみ
美術 松井るみ
照明 齋藤茂男
音響 佐藤日出夫
衣裳 有村淳(宝塚歌劇団
ヘアメイク 岡田智江(スタジオAD)
映像 新保瑛加
振付 TETSUHARU
ピアノコンダクター/稽古ピアノ 太田裕子
歌唱指導 柳本奈都子 板垣辰治
稽古ピアノ 森本夏生 浅野直子
オーケストラコーディネート 新音楽協会
演出助手 伊達紀行
舞台監督 二瓶剛雄 廣瀬次郎
宣伝美術 榎本太郎
宣伝写真 Leslie Kee (SIGNO)
宣伝衣裳 DAN (kelemmi)
宣伝ヘアメイク 岡田智江(スタジオAD)CHIFUMI KIYO IGARASHI(SIGNO)


ディーナ・ジョーンズ 望海風斗
エフィ・メロディ・ホワイト 福原みほ
ローレル・ロビンソン sara
カーティス・テイラー・ジュニア spi
C.C.ホワイト 内海啓貴
ミシェル・モリス なかねかな
ジェームズ・“サンダー”・アーリー 岡田浩暉
マーティ・マディソン 駒田 一

高橋卓士 遠山裕介 森山大輔
石井千賀 ICHI 伊藤広祥 岡本華奈
Sarry 仙名立宗 高橋祥太 茶谷健太
菜々香 西岡寛修 原田真絢 丸山泰右 吉井乃歌
SWING CAST 高橋莉瑚 田川景一

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ブロードウェイ・ミュージカル『ドリームガールズ』 | 梅田芸術劇場 (umegei.com)

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ドリームガールズ初日おめでとうございます👏

「ショウビズ界での成功を夢見る者たちが、 イノセンスの喪失という代償を支払って繰り広げる 「過酷なサバイバルの物語」 なのである。」

ショービズ界の色々な考え方・生き様を拝見したような心地です。これはジミーのラストが俺は残り続けるぞ!としぶとくショービズの世界で踠いていく姿なのを見て思いました。ドリームガールズ、カーティス、CCホワイト、マーティなど一人一人がそれぞれの方法で懸命に夢のために頑張っているあるあるな姿なのかなと。何が正解もないし、不正解もない光景に見えてつい考えちゃうからマイケル・ベネットさんが惹かれた脚本とはこのあたりだろうか?と考えたりなどしました。

映画パンフレット《ミュージカル「ドリームガールズ」誕生秘話》より引用

「トムの脚本が気に入ったのは、ショウ・ビジネスのリアルな真実を捉えていたからだ」というのはNYマガジンに掲載されたベネットのコメントだが、確かに、芸の実力よりもルックスが重視されるマスメディアの現実や、創造性が商業主義に侵されていく過程をシビアにみつめた「ドリームガールズ」のドラマは、ひじょうにリアルであると同時に普遍的だ。 ここで描かれているのは、特定の人種によるアメリカン・ドリームの達成物語ではない。 ショウビズ界での成功を夢見る者たちが、 イノセンスの喪失という代償を支払って繰り広げる 「過酷なサバイバルの物語」 なのである。 その部分に、オーディションを題材にした「コーラスライン」と同じ遺伝子が宿る「ドリームガールズ」は、やはりどこまでも<マイケル・ベネットのミュージカル>だ。 そして、そのことを深く理解していたからこそ、ビル・コンドンは、今回の映画版をベネットに捧げたのだと思う。

映画ドリームガールズ - 珈琲とmilkのパーセンテージ

カーティス・テイラー・ジュニア

ドリームガールズは映画も来日公演もプッシュされまくったのに逃してしまったからそもそも行こうと思っていました。ただ一公演だけでなくなったのはカーティス役のspiさんがきっかけです。だからカーティスがついつい気になってしまいます。

個人的に今回のカーティスは今まで見てきた作品の中でもこういう人いる…!がリアルに浮かびました。二度とご縁がありませんようにと願ってるただ面接受けただけの社長と似てる。記憶から甦る感情のせいもあり以下感想には偏見も含みますし偏りもあります。

怒り

舞台は目の前で起こってはいるけれど自分の人生自体には関わらない物語だから安心して見られるものなのにのめり込んでいるなと感じるのは怒りの感情が生まれた時です。観劇してからカーティスにめっちゃキレてる(笑)好きな俳優さんが演じているというアドバンテージ越えてムカつくんだから凄いです!どうでもいいはずなのにどうしても怒りがおさまらない演技される俳優さんはとても好き😂だけど怒りはおさまらん

コントロール

グループのコントロールのためにエフィに近づいていくカーティス。コントロールって思考が相容れなさすぎる。青き魔人並の「は?」が出てきちゃう。

日本版はディーナが子供を持ちたいと話さないし、エフィが子供を産んでいるとカーティスに伝えない。だからそこに重きはないんだろうけど状況としてグループのために近づいたエフィには芸能活動上の影響を考えていなかったの、人をなんだと思っているんだろう?ってしんどいくらい怒りこみ上げる。

反面教師

しほん‐しゅぎ【資本主義】
封建制度に次いで現れ、産業革命によって確立された経済体制。生産手段を資本として私有する資本家が、自己の労働力以外に売るものを持たない労働者から労働力を商品として買い、それを上回る価値を持つ商品を生産して利潤を得る経済構造。生産活動は利潤追求を原動力とする市場メカニズムによって運営される。キャピタリズム

資本主義(しほんしゅぎ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

カーティスは車の大量生産にお話の中で触れる。ディーラーなのにわざわざ生産の話が出ると効率的に合理的に売れるものを生み出していく=消費していく思考を示しているなと感じました。カーティスがいくら夢を見ていたとしても他人を支配して駒のように操り消費する方法は自分が絶対にしたくないと普段から考えているもので心の反発がすごいです。なりたくない姿でもあるし、カーティスのビジネス思考の一部分は私だって持っているからこそ突き詰めたらいけないと強く思っています。夢を叶える方法は画一ではないのだから悩む・試行錯誤するのは大切だし、より良い方法はそうやって生まれていくはず。"信じる"というのは双方で行うべきなのだよね。今回見ていて周りの人はカーティスを信じてくれたのにカーティスは周りのみんなを信じていないのほんと勿体ないよ。

イノセンスの喪失

プリミティヴ(=原始的、野性的、未発達)なものを称揚する態度および思想のこと。プリミティヴという言葉は、西洋の文化においてはしばしば「未開」社会を意味するものとして否定的に用いられてきた。すなわちそれは、西洋という「進歩した」文明の対極にある「野蛮な」社会を意味する否定的なニュアンスを伴った言葉だったのである。しかし帝国主義の時代に各地で行なわれた非西洋圏の文物の収奪は、皮肉にも未開社会の芸術作品の魅力を西洋に伝えることになった。かくして、西洋美術におけるプリミティヴィズムは、大都市での博覧会や見本市が頻繁に行なわれた19世紀に頂点を極める。その結果、19世紀後半から20世紀前半にかけて、ヴィンセント・ファン・ゴッホパブロ・ピカソのような「近代的な」作家がアフリカやアメリカ大陸の「原始的な」絵画・彫刻に影響を受けるというケースが頻繁に生じることになった。さらに20世紀以降においても、西洋的な価値観を内面化した国や地域のいたるところにプリミティヴィズムは存在している。1984年にニューヨーク近代美術館MoMA)で開催された「20世紀美術におけるプリミティヴィズム」展は、近代芸術と部族的(≒プリミティヴ)芸術の近接性を主張するものであったが、その展示方法などがかえってその差別性を露呈させているとして、しばしば人類学者たちから批判の対象とされてきた。要するにプリミティヴィズムの最大の問題とは、その評価が積極的なものであれ否定的なものであれ、西洋の規範から外れたものに「プリミティヴ」という価値を付与してしまうその根本的な態度にある。なぜならそれは、みずからを「進歩した」側に位置づける社会・人間が、「遅れた」社会・人間に付与する一方的な表象だからである。したがって今日「プリミティヴィズム」という言葉を用いる際には、その背後に多かれ少なかれ歪んだ他者表象が含まれるということに留意しておく必要がある。

プリミティヴィズム | 現代美術用語辞典ver.2.0 (artscape.jp)

なぜブラック・ミュージックは白人コミュニティに真似をされるのか?を考えたら白人コミュニティに支持される音楽に合わせて軽くしたり、踊れるようにしたりするのは既にある音楽に迎合しているわけで憧れるオリジナリティを損なってる。

カーティスがアレンジした音楽に時代を感じる(=古い)のは2023年にドリームガールズを見る良さなのかもしれない。

ドリームガールズ日本版のラストは映画ほどスッキリしない印象なのだけどエフィの「One Night Only」がチャート一位になったことであれだけ大衆に売れるかに固執していたカーティスが大衆にも見放されたんだなと分かる。少ししか出てこない大衆が観客である私にとって一番近い存在だからきっと"こういうのを大衆は望んでいる"と思っているプロデュース側の軽んじた考えが届いたんだろうと思う。良いものを生み出そうともがいているんではなくてこうしたら食いつくでしょ?と出されるものって分かるよね。好きなアーティストだけど今回は好みじゃないとかそういうのとは意味が違う。特に「One Night Only」は比較出来るから作曲者の思いどおり歌われた曲が評判になったの喜ばしい。

「俺が壊した…!」

「俺が壊した…!」会場中に響き渡る熱き心情吐露は普通心寄り添うところがありそうなものだけれどそらそうやろ~~同情の余地がないなぁとしか思えない。
ディーナのドレス見ての「綺麗だな…」はとても素直な感想なのだから正直でいれば違ったのかもしれないよね。ディーナが俺の夢を叶えるミューズであったからなんだろうけど夢のために自分自身の気持ちを犠牲にして順序を変えた。だから結婚して両方手に入れた上、エフィの愛まで得たにも関わらず全て失ってしまったようにも感じる。

日本版カーティスは作曲も建築も音楽の天使にもならないファントムなのかもしれない。一方的に” 手に入れた 離さない 誰にも渡さない ”なんて歌われても私は離れて座って見てるし気持ち悪いなぁと感じちゃう。ディーナはその執着が愛に思えて心地良かったのかな?特別と感じられたのかも。

スーツはじめ衣装

spiさんの体格でスーツは普段めちゃくちゃハマって格好良く見える。カーティスの場合は野望を秘めつつ体裁繕っているようにスーツが爪を包み隠すためのものに見えて良いです~~!色も明るい色が少なくて舞台やステージの黒に溶けこむのわざとかな?

DANCE

spiさんのダンスはクラシックバレエとはまた違う正面に顔だけでなく身体が残る印象があります。近い印象としてはウォーキングするモデルさん。不自然な動きだからこそ美しい。正面を向くということは固定される分、可動域が狭い。この身長、手足の長さで届く範囲はもっと広いはずと予測と視覚の差異からこの人はまだ何か隠していると感じます。端的に言ってしまうと私にはとても胡散臭く見える。ドリームズやジミーはよくカーティスの言葉を信じるなぁ。アラジン*1じゃないんだぞ?と思うけれどきっとスターを夢見る人たちが信じたい欲しい言葉を知ってるんだろうなぁ。

プライド

カーティスが言っていた”ジミーは嫌ってないけど仕事はもうできない。困ったら連絡してくれ”ってカーティスの本心で優しさなのは傍目に見て分かるけどその伝え方で言われたジミーがどう思うか、ジミーがどういう考え方をしているのかひとつも理解してなさが凄い。伝え方が下手というのは配慮しようとして失敗した方に使う言葉であってそうでないカーティスには当てはまらないよね。ここの場面、コーラスラインのザックみたいだけどザックのようなダンサーに対する愛が感じられない。だからこそカーティスなんだろうけど。

マーティ・マディソン

映画では「失うものもある」が心に残ったのはフィナーレでカーティスはドリームズに変わる女の子を既に探してきていて売り込もうとしていたから。夢のために代わりを探していくのだろうけれど代用品じゃなくて相対してるのは一人の人間なんだが色濃く映る気がしてる。ミュージカルの駒田さんマーティでは「じきにわかる」が刺さる。カーティスは意見を聞かないから今言っても経験は伝わらないと知りながらマーティが言葉にしてくれるようだと勝手に思っています。実際マーティがどんな経験をしてきたのか分からないんだけどもしかしたらカーティスのような人にすでに会ったことがあるのかもしれない。そういった人たちの行く末も見たことがあるのかもしれない。マーティの優しさは仲間である"家族"に対するあたたかさもあるけどショービズの世界で何をするとどうなるのか知ってる、見たことがあるからこそエフィを救える優しさがあるのかもしれない、なんて。

エフィ・メロディ・ホワイト

一幕ラスト、エフィがいくら妊娠を明かしていなかったとはいえサンドバッグのようになんでもかんでも言葉をぶつけられていいわけがない。黒人の地位の低さを気にするわりに自分自身の中にある差別的な心に無関心なんだなと悔しくなる。人間誰しも差別をしてしまう精神的にも体調的にもしんどいだろうにあの状況下でも誰にも打ち明けずカーティスへの愛を全身で示しているエフィが健気。涙こぼれないわけがない。きっといばらの道を歩んだろうけれどマーティがいてくれて本当に良かった。親身になって力になるだけでなく忠告してくれる優しさある人がいてくれるのはエフィの人徳なんだろうなぁ。久しぶりに会ったCCホワイト"久しぶりに会ったのに挨拶もなし"とか歌ってて挨拶してほしいなら自分から挨拶してからだ!甘えるんじゃない!と荒々しい気持ちになってしまったのにエフィは手を取って話を聞いていて優しさハンパないなと思います。

ジェームズ・“サンダー”・アーリー

岡田さんのジミーがわぁ~~なんて軽い女の子好きと思って想像以上に好き。跪いちゃうよ?の可愛い女の子にはなんでもしちゃうのとジミーが何でもしちゃうんだから近くに来てよね?といったプライドがないようであるような塩梅の良さ!言葉に真実味がなくていつものらりくらり生きてる。でもCCホワイトの曲の良さを見抜くセンスや歌で魂を響かせるセンスを持っていて柳のような人。のらりくらりだからこそギスギスしてる間に明るく入っていって和ませるだけの明るさがある。カーティスに見放された原因の曲が私はとても好き~~あれちょっとラップぽくもあって楽しいよね最高!

ローレル・ロビンソン

そしてローレル~~🙈🙈🙈🙈ほんと好き~~~~
映画と同じではあるけど”ベイビーって言うのが納得行かない!18歳だから大人!”と主張する台詞でサッと血の気が失せる感じね(笑)そんなに若かったんか…ジミー知ってるのか?とジミーのヤバさ際立つわけですけども。ローレルが7年信じて付き合ってジミーを忘れようとする健気さ。ローレルは絶対そうした方が幸せになるだろうことは明白なので真剣に恋した経験を糧にして次へ進めるように願います。
映画ドリームズではローレルがコーラスの人と思ってたんだけど三人で歌った時の歌声の強さ凄くて皆センターに立てちゃう実力なんだなぁと感じます。ジミーと別々の場所へ行く予定だと知ってなんでジミーと離すの?と怒るのにドリームズ単独で公演をすると分かった途端、コロッと態度変えてそれなら話は別!「ずっとコーラスは嫌!」と笑顔で言うの強かでめちゃくちゃ好き(笑)正直でかわいい!

歌い方と言葉

ドリームガールズソウルミュージックを聞きに来る作品だと思う。歌唱は求めている歌い方だったんだけど映画を見てこの作品の脚本が素晴らしいものだって知ってるからこそ私は歌い方によって台詞、言葉が聞き取りづらく伝わらないところがあるかなぁと感じます。でもやっぱり言葉の聞こえやすさに執着して歌としての魂がないのは作品として違うのだから難しいミュージカルだと感じます。たぶんディーナの望海さんは場面によってソウルなのか、台詞が外せないのか判断されてて歌唱違うんじゃないか?とふわりと思いました。場面によって向き合う方によっても歌い方が違う気がする。ミシェルのなかねさんがずっと聞き取りやすかったです。

舞台セット

印象的なパーカッションによるイントロ(テンテケテンテン テンテケテンテン)が無条件に心をわくわくさせてくれるように、センターに鎮座するベジャールさんのボレロのような円卓は踊りが映えるステージだと本能に訴えかけてくるよう。目がグッと引き寄せられる。離さないと抱き締めるカーティスからディーナが淵の何十㎝残して中心円が回っていくことで離れていく演出心理的な距離を感じて好き。なんでlistenないんだろね?

背景は金属板とスクリーンになっているのかな?舞台の映像演出はどうしても生・本物を見にきているのになんでまやかしを見ているんだろうかと考えがち。ドリームガールズは題材がまやかしであって本物だから映像で感じるリアルな質感の違いさえも投影を止めればパッと消えてしまうところに"らしさ"を感じました。

音楽と振付

今まで一曲一曲にしか注目していませんでしたが曲や場面に至るまでにも思考がモチーフ用いてたぶん表されてますよね?詳しいこと聞き取れてませんが台詞だけでなく音楽モチーフが繰り返されることでの表現を感じました。

ダンスに関してはSteppin' To The Bad Side、2幕始めのダンサーさんの振付が分かりやすく格好良いから好きです(笑)

 

akane-akaruioto.hatenablog.com

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いや~~Twitterのリンク貼れないのには困る。初日にふせったーなしで呟ける感想限られるよね。もしもTwitterが突然消えたらドリームガールズの感想消えるのが今一番困ります。

*1:「僕を信じて」とジャスミンに言う台詞から